もふもふ屋敷『色彩』

もふもふ屋敷ブログ|かくりよの門

もふもふ屋敷『色彩』

妖狐

おとら狐

おとら狐 ~オトラギツネ~ 人間に、主に病人によく取り憑き、悪戯する狐。 憑かれた者は左目から目脂を出し、左足の痛みを訴える。 これは、長篠合戦の流れ弾を左目に受け、その後狩人に左足を撃たれてしまい、片目片足になった為とされる。 本来、長篠城の…

天刹

天刹 ~テンサツ~ 越中立山で千年の行を積んだ白狐。 金沢城下に現れて、吉凶禍福の予知をはじめ不可思議な行動で人々を驚かしたという。 世界から離れる時が到来し姿を消した(精神のみの存在 = 天狐 となった?)とされる。その前に、親しい間柄の嶋屋喜…

狐火

狐火 ~キツネビ~ 提灯のような火が点滅し、数個から数百個も行列をなして現れる。 行列の長さは一里(約4Km)にも渡るとされ、次第に増え、忽然と消える。 火の色は赤色や橙色が一般的だが、青色の目撃例もある。 沖縄県を除く日本各地に伝わる。 狐の吐息…

宮川舎漫筆

宮川舎漫筆 宮川舎漫筆 宮川政運の『宮川舎漫筆』には、善狐と野狐の種別、そして善狐五品が記されている。 善狐五品と野狐は、それぞれが種族であるとされている。 全体狐に野狐、善狐の種類御座候而善狐の内にも金狐、銀狐、白狐、黒狐、天狐の五品御座候 …

妖狐について

妖狐について 妖狐 妖怪伝承の中で、狐は群を抜いて有名である。 古来より人々に幸運や恐怖をもたらすとされており、 「狐憑き」「狐火」「狐の嫁入り」など様々な説話が続いている。 江戸時代には『善庵随筆』や『宮川舎漫筆』などによって狐の格付け、善狐…

善庵随筆

善庵随筆 善庵随筆 朝川善庵の『善庵随筆』には、天狐・空狐・気狐・野狐の階級が記されている。 この階級は『有斐斎箚記』に収められている階級を基に考察され、年齢、尾の数、色の言及はない。 野狐最モ鈍、其次ハ氣狐、 其次ハ空狐、 其次ハ天狐、氣狐以…