善庵随筆
善庵随筆
善庵随筆
朝川善庵の『善庵随筆』には、天狐・空狐・気狐・野狐の階級が記されている。
この階級は『有斐斎箚記』に収められている階級を基に考察され、
年齢、尾の数、色の言及はない。
野狐最モ鈍、其次ハ氣狐、 其次ハ空狐、 其次ハ天狐、
氣狐以上ハ皆已に其形無
野狐
野狐は、最も下位にあたる狐。
野狐よりも上位にあたる狐は、姿は必要ないとされている。
気狐
気狐は、野狐の上位にあたる狐。
祟りを引き起こす狐や人に取り憑く狐、
道士(仙人)に使役されるオサキ狐などがこれにあたる。
空狐
空狐は、気狐の上位にあたる狐。
気狐の倍のチカラ(神通力)を有する。
後述する天狗については空狐であるとされる。
天狐
天狐は、最も上位にあたる狐。
神に近いものであり人に対して害をなすことはない。
精神のみの存在である。
天狗(あまつきつね)
『日本書紀』の舒明天皇9年の大流星を、天狗と書いて「あまつきつね」と読むことから、
天狗=あまつきつね=天狐という説を導き、天狗と狐を同一視する考えを記している。
空狐ハ即天狗ナリ
天狗(あまつきつね)の階級は空狐である、と記されている。
原文は、国文学研究資料館からWEB公開されています。
国文学研究資料館
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留意事項
記事の内容は、ファムさんによるポンコツ解釈なため、信憑性は低いです。ご了承くださいませ。
また、式姫Projectを念頭に考察するため、偏ります。おさきさんかわいい。