おくどさん
竃(かまど)のことを『おくどさん』と呼ぶ京言葉がある。
釜と一緒に、古くから人々の生活を
支えてきた偉大な文明の利器である。
やはり、釜をセットすると見栄えがありますね。
陰陽互根によれば、陰陽の2つの属性は互いに依存しあう関係です。
陰があれば陽があり、陽があれば陰がある。
陰だけが存在することはなく、また陽だけが存在することはありません。
あらゆる物事、森羅万象は対となるものがあります。
つまり釜と対となり、人々を見守ってきたおくどさんもまた
陰陽師にとって大切な存在であり、
お釜とおくどさんで炊いたお米の美味しさは
何物にも代えられない、守るべき伝えるべき宝と言えます。
本来、竃は「くど」と呼ぶのですが、
丁寧に丁重にと、
頭に「お」がつけられ、さらに後ろに「さん」までつけられた
『おくどさん』という特別な言葉に昇格しています。
釜も『お釜さま』と呼ばれるよう
より普及していきたいものですね!
また最近の『おくどさん』は、料理だけでなく
ガーデニングの一部にもなるようですね(ぇ
対となる釜も負けないよう、インテリアの道を歩むことにしましょう!
ということで、次回は「飾る釜」です。お楽しみに!
この記事の内容は、97%のそら言と3%の釜愛からできています。